きーばあちゃんのしょうが湯一代記 第六章

 こんにちふぁ。きーばあちゃんです

5章まではきーばあちゃんの子供の頃をお話ししてまいりましたが、

お話はいっきにスギマルすと~りぃへとまいります。

私は結婚(23歳)と同時に父の作ったしょうが湯を、

父、母、姉、私の4人で作り、

父、姉、私の3人でコツコツと売ってきました。

昭和61年の年に、売上1億7千万円の実績を作りましたが、

とても私一人の営業では対応出来なくなり、主人に父の会社へ

入ってもらう事となりました。

さあ、ここで私の夫、テルぢいちゃんの登場です!!

色白でくりっと大きい瞳を持った私の夫、テルぢいちゃん!うふっ。

17年間勤めた製鉄関連会社を辞めて、私の父さんが作ったしょうが湯の会社に転職。

テルぢいちゃんに入ってもらって、

2年間2人で全国をまわり営業を頑張っておりました。

そんな時、東京のとある会社のために作った商品、

いわゆるPB商品が検査に通らず全品回収となり、

焼却処分となったのです。


それは忘れもしない昭和61年6月25日の事でありました。

それは、解雇。まさかの解雇・・・。

もっともっとしょうが湯を全国に拡売しようと提言したら、

「お前ら勝手にやれ!!」と解雇されました、クシュン 

ぢいちゃんとばあちゃん2人仲良くセットで解・雇。 ち~ん。

あ‘‘-これぞ青天の霹靂。

でも、いきなり解雇って???

私たちは何とか残りたかった、続けたかった。

販売だけでも任せてもらいたい。


そして、良い形でいつか2人で独立できたら・・・

そう思って2人で努力したものの、その甲斐空しく出されてしまった。

やっぱり2人揃って。

そもそも父の作った会社。

父を支えるために姉と力を合せてやってきた。

そのつもりだったのに・・・。

目的地は同じ。

でも、そこまで進むための道に意見の食い違いが出てしまった。

そして、心も別々になってしまった。

1本道を皆で進む事は叶わなかったのでございます。

突然の解雇通知に戸惑い、怒り、悲しみ、

テルぢいちゃんと天を仰いだあの日から27年・・・。

そして、テルぢいちゃんと2人で、

しょうが湯作りを初めて27年となりました。

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